森砂利店本社TEL 0224-62-2067 FAX 62-2091 骨材センターTEL 63-3462  



  実際に建物を建てる際には、設計図(意匠・構造・設備)だけでは細かい箇所が分からないので、
 細かい寸法を入れたいわゆる「施工図」を描きます。
 「施工図」という決まった書式の図面自体があるわけではないのですが、一般的には、以下の図面をいわゆる「施工図」
 と呼び、これらの図面を元に施工を行っているかと思います(会社や現場によって内容や分類は異なります)。

  ・躯体図(柱梁床符号+寸法/建具部分の開口寸法等が記入された図面)
  ・平面詳細図(建具工事以降の壁の厚さや天井高さなど内装関係の仕上げ寸法や器具寸法が入った図面)
  ・断面詳細図(矩計図。建物の全体若しくは一部分の断面や仕上げ寸法を記入した図面)
  ・その他各工事ごとの詳細図(ALC/木造・金属建具/天井壁割付/石割付/木関連造作/金属関連造作/
                衛生設備/空調設備/電気設備/防災設備/EV/機械駐車場/外構/他)




  施工計画段階で、各種図面の整合性や納まり・施工手順を検討しておかないと、実際に工事が始まった際に
 部材同士が干渉する、取付の際に手や工具が入らない、漏水の原因になる等の不具合が起こる可能性があります。
 実際の工事はまだまだ先のことだから大丈夫…と考えるのは大間違い。先手管理が自分自身を助けます。



  施工計画段階では現場監督の数が少なかったり、他のことに時間を取られてしまうことが多いですよね。
 特に着工前後あたりは、官庁に提出する各種計画・届出書類や品確法関連の書類作成、各種定例会議などと
 施工図のチェック時期が重なり大変かと思います(本来、施工図は現場の監督が描くべきものですが)。
  施工図のチェックはおろそかになりがちですが、初めにしっかりと各図面の整合を取っておけば、
 あとで各種工事段階になったときにトラブルが少なくなるので、余裕を持った品質管理ができます。
 また協力業者側も、早めに元請側のチェックが終われば余裕を持って製作ができ、部材の品質も上がります。



  なかなか忙しくて施工図のチェックができないときは、弊社でお手伝い致します。
 また、この寸法で製作した場合、取付時にどのような問題が起きる可能性があるかを知りたい、等
 大手ゼネコンで現場監督をしていた時の経験に基づいて、各種寸法のチェックと整合はもちろん、
 部材の製作取付のしやすさや次工程との取り合い、竣工後のメンテナンスまでを見据えたチェック・コンサルを致します。
 チェック・コンサル費用は図面の内容や枚数にもよりますが、概ね5,000円~20,000円/枚(税込)程度になります。
 (データ入稿による印刷費や図面郵送費・出張による打ち合わせ費は別途になります)




バルコニーPC図 製作前コンサル

PC柱頭部 配筋納まり検討

金属建具の製作寸法チェック

平面詳細図の例
(細かくチェックしたものは見づらいので掲載していません)